ぷかぷか

よく、眠れますように。

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私は何かあるごとに髪の毛を切る

そして染める


失恋した時、転職した時、実家を出た時もそうだった。

私はいつも、なにかに変わりたかった。


変わりたくて、変わりたくて、私じゃないなにかになってみたくて、仕方がなかった。


そんな衝動が私の中で渦をかいているのがわかった、わかっていた、だから髪を切る。


その度に私は

髪の長さのせいにして、上手く脱皮できたんだと思った。



でもいつか、誰かが私の前に現れて

君はそのままでいいんだよ、君はそのままが可愛いんだよ。素敵な子なんだよ。と教えてくれたら私はどうするんだろう。


そんなことを考えてひとしきり泣いた。